愛犬を病気にさせない日々の努力と予防

ダックスちゃんの犬の精巣腫瘍お話

犬のダックスフント(イメージ画像)

2,3日前の嬉しい出来事、
キィア&ララと出勤中に、たまに出会う年配の方は「うちにはダックスちゃんがいるのよ」との事で親しくなりました。出会ったのは3年前です。
有る時、獣医さんに行ったら、その方が待合室に居ました。
こんにちは、と声を掛けたら、いきなりうちの子「癌」になったと言われたんです。ダックスちゃんは13歳です。
暫くして、お店の前をうなだれて歩いていましたので、どうしたの?と聞きました。

「うちの子半年の命と宣告されて毎回獣医に通っているけど、少しも良くならないのよ」

お金ばっかり払ってもう本当に嫌になる、半年で死んじゃうんだと涙ながら私に話されました。
病名は睾丸癌。正式には精巣(睾丸)腫瘍(せいそう(こうがん)しゅよう)

私は病院を変えて見たらどうですか、少しでも望みは持ちましょうよと話ました。
ダックスちゃんのお母さんは病院を変えたくない、赤ちゃんの時からずっと通っているから、絶対変えたくないと言われました。

ならば、身体を温めて少しでも免疫力をあげましょうとアドバイスをしました。元々、犬は免疫力高く生まれているので延命できる力を備えているんです。少しでも高められるように、体温の高め方から、免疫力を更に上げる方法を教えてあげました。

2週間ほど経過した頃、お店にダックスのお母さんが少し笑顔で来店され、ねぇ聞いてくれない!主人も病院を変えたらどうだろうかと話してくれ相談したそうです。
半年の命と言われたんだから、ご主人曰く「一日でも傍に居てもらう為に思い切って病院を変えて見よう」決めたのとのお話でした。

私も報告がとても嬉しかったです。
お母さんとお父さんの愛情は必ずわんこちゃんに通じます!絶対半年以上は生きてくれます。
頑張って下さいとお話しました。
それからダックスちゃんは病院を替えて、抗癌治療を止めたんです。

そしたらダックスちゃんめきめき元気になりお散歩も出来るようになり、ごはんも沢山食べれるようになりました。
お母さんは病院変えただけで犬が生き生きしているの、変えた病院の治療方針では抗癌治療も止めてもらって良かったと微笑んでいました。

ご近所なので会うたびにダックスちゃん元気ですかと尋ねます。時には道端で沢山のお話をしたり、会うたびにダックスちゃんは元気になってくれているとお話されてくれました。

そしてしばらくお母さんともお逢いすることがなく、お元気かなと思っていた頃、2,3日前に偶然お母さんに会ったんです。

ダックスちゃんは1か月前にお空に逝ったのよとお話しされました。
でも癌を宣告されてから3年も生きてくれた、17歳になる少し手前の歳まで生きてくれたと明るく話されました。

あの時6ヶ月の命と宣告されたのに、3年も頑張ってくれて私はとても嬉しいです。
本当に頑張ってくれたね、ダックスちゃん偉かったです。

亡くなる時は、お父さんとお母さんの傍で眠る様に、お空に逝ってくれたと涙ながらにお話ししてくれました。お母さんは6ヶ月と、あの時は宣告されたのに結局、病気でなく老衰で逝かせてあげられたこと、愛情を沢山あげられたことで今は悔いはないと言われました。

あの時、思い切って病院を替えましょう、と言われたことがとても有難かったと、私も微力ながらダックスちゃんの延命のお手伝いが出来てすごく良かったと思いました。
そして、今は娘さんの愛犬ダックスちゃんを週に4日預かっているとの事、
毎日一緒に過ごして、夜も添い寝しているのと嬉しそうに語られました。

いつかは必ず逝ってしまう可愛い愛犬達、
逝ってしまう時は、病気でなく、老衰でお空に逝ってほしいと思う願いは家族の皆さん同じ気持ちです。
そして、その時わんこちゃんは、最後に再び幸せをお母さんお父さんの元に残してくれる、
病気でなく老衰で逝かせてあげられて良かったと心から思う。

私は我が家の愛犬を老衰でお空に逝ってほしくて学びました。
愛犬を家族のように育てる沢山の方に、その思いをお伝えしたいと心から願います。

最後に
最近知り合った4匹を育てるお母さん、
昨年一度に14歳と1歳のわんこちゃんを一度に亡くされました。
悲しくて辛くて途方にくれた毎日泣いて暮らしていたそうです。
お母さん曰く足が無くなっていても、どんな状態でも生きていて欲しい、一日でも傍に居て欲しいと毎日願ったそうで

大切なことは病気にさせない日々の努力と予防です。

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